酸素療法について

酸素療法について

救急疾患における酸素吸入の必要性

酸素療法は救急疾患のABCです!

酸素吸入は、救急医療ではもっとも大切な治療のひとつです。

下記のケースでは、必須となります。
  1. まずショック状態では、低酸素血症となるため、必ず酸素吸入が必要となります。
  2. 気道閉塞や肺炎・気胸など、上部気道から気管・気管支・肺や胸腔内といった呼吸器の疾患により呼吸困難になっている場合、酸素を体内に取り入れることが困難となり低酸素血症となるため、高濃度の酸素吸入が必要となります。
  3. 心疾患における場合にも、循環不全が存在しているため、組織での低酸素症を防ぐためには、酸素吸入はとても大切です。
  4. 昏睡などの意識障害や、発作を起こしたりするような脳神経症状を示している動物についても、同様に酸素吸入が必要となります。これは脳が最も酸素を必要とし、多くの酸素を消費する臓器であるためです。

以上のことから、重篤な動物を病院に搬送する際には、酸素の吸入装置は不可欠でありますので、この装備を有する動物救急車をおすすめいたします。